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【万博レポート】新時代の「精進料理」3事例

2025.12.03

コラボレーター

【万博レポート】新時代の「精進料理」3事例

※EXPO2025 大阪・関西万博のORA外食パビリオン「宴-UTAGE-」にて行われた不二製油・MIRACORE®主催のプログラムについて、シリーズでご紹介しています。 2025年8月30日の午後は、日本の菜食文化・精進料理をテーマに、3つの取り組みを紹介いただきました。提供された試食品は、ラーメンにカレーに、目隠しするとお肉のように錯覚してしまう精進料理など、精進料理の固定観念を覆す多彩なメニューがそろいました。 (プログラム名:「フォーラム あたらしい“食“の境界線 <文化の境界線を超えて―精進料理と共に拓く、サステナブルな未来>」)

今回登壇いただいた皆様

プログラムのメイン企画者は、日本の菜食文化を世界に発信する活動をされている「VegeDoイニシアチブ」の吉川代表。

伝統的な日本式菜食文化がもつ「いただきます」「ごちそうさま」「もったいない」「おもてなし」「おかげさま」という5つの精神性に着目し、それを受け継ぐ新たな食コンテンツを世界に向けてブランディングする取り組みをされています。(https://vegedo.jp/jp

その象徴として挙げられた「精進料理」のなかから、今回は未来的な精進料理に取り組まれている3者の事例を、代表者から試食を交えて紹介いただきました。

  • <精進ヌードル> 高野山・角濱ごまとうふ総本舗さま
  • <カレー> 大阪公立大学さま
  • <暗闇ごはん> 株式会社なか道/緑泉寺住職 青江さま

高野山の精進ヌードル

初めに登壇されたのが、高野山のごま豆腐店の角濱「角濱ごまとうふ総本舗」社長。精進ヌードルである「角濱式高野山ヌードル」を提供されています。

高野山ヌードルは2年前、角濱ごまとうふ総本舗・龍旗信・南海電鉄・不二製油の4社の共同企画で生まれました。

【過去記事】MIRACORE|究極のグローバリズム―高野山の味をすべての人に。 角濱ごまとうふ総本舗とのコラボレーション

密教の聖地・高野山と言えば精進料理。精進料理と言えば質素…という先入観を覆し、外国の方やお子様まで誰もがおいしいと食べてくれる精進ラーメンを目指したという角濱さま。

ごま豆腐をスープやトッピングにふんだんに使った、ごま豆腐店ならではの精進ヌードルを提供し、国内外多くの方に喜ばれています。

今回は、角濱式高野山ヌードル 塩を試食提供いただきましたが、現在は当初の3メニューに新たに「麻婆」ヌードルを加え4メニューで展開されているそう。

参加者の皆さんは、ごま豆腐とラーメンという新鮮な組み合わせに驚きつつ、クリーミーで病みつきになるスープを堪能されてました。

大阪公立大学の学生が考える、地球と人にやさしいカレー

大阪公立大学さまからは、森之宮キャンパスの開設に合わせた新たなオリジナルカレー「ひとさらのミライ」を紹介いただきました。

「ひとさらのミライ」は、生活科学部食栄養学科の学生さんたちが、動物性原料不使用かつ塩分も抑えた地球環境と体にやさしいカレーとして考案したもの。

MIRACORE®チームも開発をバックアップしていたため、この日のお披露目をわくわくしながら見守りました。

国際交流も盛んな大阪公立大。食の多様性への取り組みも紹介いただきました。

調理・盛り付け・配膳まで学生の皆さんの連携プレーが見事


「ひとさらのミライ」のコンセプトは、「学生が考える、地球と人にやさしいカレー」

大学にはムスリムの来訪者も多く、地球環境だけでなく食の多様性にも配慮した食のあり方への関心から、このカレーが生まれたそう。

宗教や文化を超えた「おもてなし」の心はまさに精進料理に通じるものだと、VegeDoの吉川代表は語ります。

「暗闇ごはん」万博特別編

続いて会場で行われたのは、「暗闇ごはん」の体験会。

浅草の緑泉寺で住職をされる青江覚峰さまが考案された「暗闇ごはん」は、アイマスクをつけた状態で精進料理を味わう、普段はお寺などで特別開催される体験型コンテンツ。

五感を研ぎ澄まし、目の前の食べものに集中することで、食への向き合い方を再認識できるプログラムです。

今回は万博特別編として、MIRACORE®を使うことで「(動物)っぽさ」を感じる精進料理の体験会を実施していただきました。

MIRACORE®チーム率いる齋藤部長を中央に

ファシリテーションや配膳などご協力いただいたのは、7名のお坊さんたち…!この日の万博で、これほど多くのお坊さんが一堂に会する場は他になかったのではないでしょうか。

アイマスクをすることで、「キャビアっぽさ」「ミートソースっぽさ」など動物性食材を思わせる感覚がより際立って感じられます。

参加者の方からは、

「目隠しして食べるので、本当にミートソースだと思ってしまった!」

「MIRACORE®と精進料理とのかけ算に、期待感が高まります」

「あたらしい技術と「もったいない」の心の両方を体験できる素晴らしい機会でした。まさに温故知新。」

と新たな気づきや精進料理の未来への期待を抱いていただけたようです。

海外メディアの方にも参加いただきました。英語でファシリテーションをしていただき、文化を超えた体験を提供しました。


目隠しして食べたお料理については、最後に説明をしていただきました。

錦糸瓜トマトの透明スープ和え未来のキャビアのせ
……キャビアにMIRA-Dashi®を使うことで、植物性で再現。

舞茸のテリーヌ
……チキン風味/ビーフ風味/カツオ風味と3種別の味付けをしていただきました。

飛竜頭
……枝豆のすり流しでいただく、がんもどき。食材の端材も無駄なく使います。

茄子のトマトソースがけ
……まるでミートソースと感じてしまうソースは、ビーフ風味のMIRA-Dashi®が決め手。

米粉パウンドケーキ豆乳クリームのせ
……豆乳クリームで作ったクリームチーズのような風合いのソースがかかっています。

文化を超えて楽しめる、「おもてなし」の心が込められた精進料理の数々でした。

国籍を超えてさまざまな方と食を囲むシーンが増えているなか、誰でも楽しめるおもてなし料理として見直されている「精進料理」。 誰からも愛される味づくりを実現するMIRACORE®の力で、文化を超えた精進料理への挑戦を今後もサポートしていきたいです。